水瓶座の時期の星の動き

 

日本国憲法には、「教育・勤労・納税」の三大義務があると定められています。

こうした社会のシステムや、それに対する私たちの義務は山羊座の領域です。

山羊座を持つ人は、こうしたことを守る力に長けています。

 

水瓶座は逆に義務を遂行する意識が低くなりがちです。

それは、水瓶座に責任感がないからではありません。

(むしろとても強い方です)

 

水瓶座は本来、日常生活では「放課後」や「退社後」を表し

人生の過程でみると「リタイヤ後」を表します。

それらは全て、義務を終えた後の状態であり、

その段階で本領を発揮するのが水瓶座なのです。

 

これはつまり、

水瓶座が山羊座の次の星座であることに由来していて

この時間の進み方が、占星術の大原則なのです。

 

義務を遂行する時の主体は、集団側にあります。

集団側とは学校や会社や自治体、国家などが相当し、

個人はその要求に応えることが必要です。

 

しかし、義務を終えた後の段階では、主体は個人に移行します。

集団で共有される価値観から解放され、

独立した個を形成します。

 

そのため水瓶座は

他者や集団に迎合することを嫌い、独自固有の価値基準を持ち、

あらゆることを自分自身の意思で判断することを好むのです。

「義務」だから行うのではなく、

それが本当に大事なことなのかを

自分で判断することに価値をおくのです。

 

古い話で恐縮ですが

1988年ほど前に中外製薬のCMで

5時から男」というキャッチコピーが流行りましたが

高田純二さんの月星座は山羊座で、太陽星座が水瓶座です。

 

この組み合わせは、

「集団の価値観を守ることを土台としてきた人が

そこから離れ、いかにして個を自立させていくか」

このテーマが人生の基本的な柱となります。

 

会社のために尽くしてきた人が、

人生において本当に大事なことを見つけ

より大きな世界へとチェンジしていく姿は

その典型的なケースといえます。

 

5時から男」というのは高田さんの人生のテーマを象徴していたと言えるでしょう。

1988年に流行語大賞を取った時は41才。

42才前後は、水瓶座らしい変化変容が最も多くみられるタイミングです。

 

さて、2017年の水瓶座の時期の特徴ですが、

 

まずは「全ての惑星が順行する時期がある」ことです。

 

惑星は時々逆行します。

水星の逆行が有名ですが、太陽と月以外の8つの惑星には

必ず逆行期間というのがあります。

 

逆行期間が全くない時期はとても珍しく、

前回は2015年の年末年始と約1年前でした。

今回は18日から25日までの27日間が

全ての惑星が逆行せず、順行の状態にあります。

 

惑星の逆行がないということは2つの意味を持ちます。

1つは、「停滞感が全くなくなり、次への扉が開けていく」ことを表します。

この現象は内面の準備ができている人にとっては

とても心地良いものとなりますが

準備が出来ていない人にとっては

焦りや不安を増長させることになるでしょう。

 

もう1つは、「より宇宙の原理原則に基づき、ことが進みやすい」ことを表します。

宇宙の原理原則とは、人間界の価値観よりも、

より大きな自然界に近い考え方です。

人間が抗うことができない、自然の摂理のようなものと考えてください。

 

そういう意味では、社会の枠組みを超越し、

世の中をより俯瞰して見る水瓶座とは

とても親和性のある時期といえます。

 

特に128日は新月となり、

惑星の順行、あるいは水瓶座らしさが加速するといえるでしょう。

 

今年の水瓶座の新月は9度で起こり、

サビアンシンボルは「鷲へと変化する旗」です。

「旗」は理念や方針、あるいは理想的なビジョンを掲げることを表し

「鷲」はそこに生命力や行動力を与えることを表します。

つまり理想を現実化するための行動力を表します。

 

水瓶座ですので、その理想は、その人独自の価値観から生まれたものであり

また合理性、論理性が高く、普遍的なものであるでしょう。

つまり誰も反論できないような、隙のない理論で構築された正論です。

 

それはとても普遍性の高いものであり、

理としてはある種パーフェクトなのですが

現実に落とし込むことはとても困難です。

 

社会は筋を通すことに対してあまり寛容ではありません。

どちらかというと妥協や柔軟性の方が生きやすさは与えてくれます。

  

そのため、水瓶座は時として、現実や他者と大きな衝突を起こします。

そして、今年の水瓶座の時期では

自分にとっての真理や正義が、他者とぶつかったり

環境の中で理解されないこともあるでしょう。

 

「言っていることは決して間違っていないけどでも…」

でも、「それを通すことは難しい」「現実的ではない」と否定されたり

あるいは、話が違う、筋が通っていない、感情的に押し付けられる

こうしたことは起こりやすいかもしれません。

 

そういう時は、

目の前で起こっている困難なことや

自分のその時の信念にこだわり過ぎず

自分自身の乗っている船が

確かな方向に進んでいることを

確認できるまで、その状況を俯瞰してみることです。

 

その時は納得できなくても

経験を通して、またひとつ自分自身の世界観が大きく広がるのがわかるはずです。

 

東海 豊

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