乙女座の時期の星の動き

 

木星の天秤座入りである9/9を挟み、

日食が9/1の新月に、月食が9/17の満月で起こります。

この木星の天秤座入り直前のタイミングで起こる「食」は、

木星が乙女座に滞在した1年間を総復習するような配置といえるでしょう。

 

占星術の視点では

日食は新月の時にノードというポイントが関係してきた時に起こります。

月食は満月の時に、やはりノードというポイントが関係してきた時に起こります。

平均すると1年に2回程度の食があります。

 

このノードというポイントは、ドラゴンヘッド、あるいはドラゴンテイルとも呼ばれ

ホロスコープをみる場合は、主に過去世に関連したテーマを読んでいく時に使います。

そのため、日食や月食というタイミングは「過去への誘い」と解釈することができます。

 

9/1の日食は乙女座の新月です。

通常、乙女座の新月は、日常生活が乙女座的なことへ移行していくことを表します。

しかし、今回の新月は日食になるので、より大きな視点が必要になります。

 

新月や満月という星の配置は、

月の周期である28日や太陽の周期である1年という単位で表される範囲のこと、

つまり季節感のあることや日常の暮らしに関わることをみていきます。

しかし、ノードは18年という長い周期をもっているため、

もっと大きな視点を考えなければなりません。

 

また、今回の日食は乙女座10度で起こります。

そのサビアンシンボルは「影の向こうを覗く2つの頭」です。

これは「自分自身を縛り支配してきた『自分の内面の外側』に目を向けることで、

新たな自分に気づいていく」という意味です。

 

私たちは自分の内面によって支配されています。

その内面をどのような状態にしておくかで

日々の暮らしにおける状態が大きく変わってきます。

特に乙女座はその傾向を強く持ちます。

 

「ある性質を強く持つ」ということは「そこにテーマがある」と考えることができます。

そのため、乙女座のサビアンシンボルは自分自身の内面のあり方や

価値観と向き合う場面が多いのですが

ここでは、影=内面の外を見ようとすることがポイントとしてあげられます。

 

実は、私たちは、こうしたことの繰り返しの中で大人になってきました。

幼い頃に恐れたり、怯えたりした繊細な内面が、大人になった今、

客観視できたり、視野を広げることで克服し、より自由に生れるようになったはずです。

 

木星の乙女座での滞在やノードの特性を考慮すると

9/1の日食は、こうした自分自身の内面が成熟してきた歴史を、

思い出しながら過ごしてみると良いことがわかります。

 

また、9/17の月食は、乙女座と魚座の25度で起こります。

太陽が乙女座25度、月は魚座25度の配置となります。

25度という度数は、その星座の「結晶」です。

乙女座の結晶は「自分の限界を理解し、適切に自分を差し出し、適切に他者に頼れる力」を表します。

 

乙女座はもともとは、どんなことでも自分の力で解決しようとします。

それは、乙女座が「役にたつ」ということを大切にしているからです。

しかし、人には役立ちに限界があり、

未熟な乙女座は、限界を超えて、自分自身を犠牲にする癖があるのです。

その乙女座が成熟していくためには

「自分自身の限界を理解することが、自分自身の献身性を最大限にいかせることである」

ということを体験の中で知っていくことが必要です。

 

そうした意味を持つ乙女座25度での月食では

この一年間の体験の中で、自分の限界を理解するきっかけとなった出来事を

思い出して過ごしてみると良いはずです。

乙女座木星時代の総復習となるでしょう。

 

東海 豊

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