★太陽が最も高い位置にくる夏至

 

12星座によって構成されている360度の輪には大きなポイントが4つあります。

それは、「春分―秋分」と「夏至―冬至」という二至二分です。

これらのポイントは古代から、季節の節目として、様々なお祭りや儀式が行われてきました。

 

夏至は太陽が双子座から蟹座に移動する日です。

今年は6/21(水)13時25分に太陽が蟹座に入り夏至を迎えます。

日の出の時刻は午前4時25分と最も早くなり、

太陽が南中する位置も最も高い場所になります。

 

東京(北緯35度)では、太陽の南中高度が78度にもなり

まるで真上から照りつけているように感じます。

そのため、深い井戸や湧水源にも太陽の光が差し込むようになります。

蟹座の季節が「光の季節」と言われる由縁はここにあります。

 

また、太陽の位置が高いため、満月の時の月は、一年で最も低い位置で形成されます。

夏至前後の満月がストロベリームーンと言わるのは、このためです。

太陽の光が月に届くまでの(地球の大気を通過するまでの)距離が長くなり、

波長の短い青い光が地球の大気により散乱され、散乱しにくい波長の長い赤い光が残るからです。

ちなみに、空が青いのもこの理由からで、青い光が散乱されて青く見えるのです。

 

★水の動力源を持つ蟹座

 

蟹座は、活動宮という分類に属します。

この活動宮というサインは、「始まり」「動く」「動かす」という性質を持ちます。

そのため、蟹座は基本的に、行動が早く、物事を活性化し、活力を与えられる資質を持ち合わせています。

同時に集団の気持ちを大事にし、「同じ気持ち」であることを大切にするため、

リーダーというタイプは少ないですが、本質的には自分が所属する場に活力を与えることができるのです。

 

活動宮は、蟹座意外に、牡羊座、天秤座、山羊座の4サインがありますが、

それぞれ、動く時の「動力源」が異なります。

牡羊座は「火」、天秤座は「風」、山羊座は「地」であるのに対し、蟹座の動力源は「水」です。

 

「水の動力源」は、内面の感情が、自分自身を動かしていく力となります。

それまでの、「牡羊座は勢い」、「牡牛座は五感」、「双子座は好奇心」が動力源でした。

ここまではまだ、内面、感情、気持ちといったものが芽生えていません。

蟹座の段階ではじめて、「感情の力」によって動きはじめるのです。

 

「感情の力で動く」というのは

身近な例では、「好きだから」「楽しいから」あるいは「嫌いだから」「はらがたったから」

といった気持の動きが、アクションの動機となることです。

もう少し大きなことでは、「溢れる思いを押さえられない」といった感じに

理性や知性を超えた動くことを感情は促してくれます。

情報分析や客観性といった「正しい判断力」で動く天秤座や

現実をみて、結果を優先し、「堅実に動く」山羊座と比べると

蟹座の動き方がいかにドラマチックなのかがわかります。

 

こうした蟹座の「水の動力源」である感情は、「共感共鳴」を引き起こします。

感情を動力源とすることは、多くの人に感動や感激といった共感共鳴を促し、

その結果、たくさんの人の感情を揺さぶるものが生まれます。

その揺さぶられた感情によって、個人間の相互理解や共同体の絆が生まるのです。

理論や理性によって結ばれた結束力よりはるかに強いものを作りあげます。

 

しかし、感情の動力は必ずしも、ポジティブなものばかりではありません。

他者を傷つけたり、自分自身の弱点をさらけ出したり、何を壊したりもします。

なので、誰もが感情を簡単に出さないようにするわけです。

 

このように蟹座の持つ「水の動力源」は、諸刃の剣でもあります。

しかし、ポジティブな面しかもたないものは、この世には存在しません。

しかもそれが力強いものであれば、なおのこと極性の振れ幅は強いといえます。

 

そのため、蟹座の時期といのは、「水の動力源」が活性化しやすく

基本的に大きな心のふり幅を持った季節となりやすいものがあります。

 

―2107年の蟹座の時期の主な星の動き―

 

惑星の移動

6/21(水)1324太陽が双子座から蟹座へ移動(夏至)

6/21(水)1854水星が双子座から蟹座へ移動

7/ 5(水)09:12金星が牡牛座から双子座へ移動

7/ 6(木)09:18水星が蟹座から獅子座へ移動

7/20(木)21:19火星が蟹座から獅子座に移動

 

惑星同志のアスペクト

6/24(土)11:31新月

7/ 2(日)火星(蟹座)と冥王星(山羊座)が180度(オポジション)

7/ 9(日)13:07満月

7/10(月)太陽(蟹座)と冥王星(山羊座)が180度(オポジション)

7/18(火)火星(蟹座)と天王星(牡羊座)が90度(スクエア)

7/21(金)太陽(蟹座)と天王星(牡羊座)が90度(スクエア)

 

★自然の流れに身をゆだねる・蟹座の新月

 

夏至から3日後の6/24に新月を迎えます。

この新月から蟹座の時期の本格的な始まりです。

今年の蟹座の新月は蟹座3度、サビアンシンボルは「毛深い鹿に先導される毛皮を着た男」です。

これは「自然の流れに内面を委ねることで、最善の方向に導きかれる」ことを示しています。

 

蟹座は個人より共同体を大切にするサインです。

そのため個人を共同体に従属させるのですが、その結果、

自分を見失うという現象が起こりやすくなります。

そうしたある種の孤立状態から、救い出してくれるのが「鹿」です。

鹿は「導き手としての存在」を表しています。

自分自身の内面が共感共鳴している存在に、

自分の全てを捧げることで、新しい方向性を見出していきます。

鹿と同じ毛皮を着ているのは、導き手に染まっている状態を表します。

自分自身をその色に染めてもいいと思える

所属場所、居場所、グループ、地域、こうした環境を見つけることが大切です。

 

★心のふり幅が大きい・蟹座と山羊座の満月

 

その約2週間後の7/9に満月になります。

今年の蟹座の満月は、太陽が蟹座18度、月が山羊座18度です。

18度という度数は「避けてきたもの、苦手なもの中から新しい視点を見つける」度数です。

蟹座は、あまり好きではない山羊座らしい社会性を知ることで、視野を広げます。

山羊座は、蟹座らしい感情の扱い方を再構築します。

お互いが苦手なものを刺激しあいながら一回り大きくなることを促されます。

 

新月で始まった導きは、扱いきれない内面の揺れを体験するかもしれません。

特に今年の蟹座の時期は、火星も蟹座に滞在するために、

相当振れ幅の大きな、感情の揺れがあるでしょう。

また、赤く染まったストロベリームーンは、その傾向を一層、強く感じさせるかもしれません。

 

しかし、それは結果的には内面のエクササイズとなり、

よりぶれの少ない感情状態を作り、内面の器を大きく広げてくれるはずです。

また、この満月で大きな水の動力源が動き出す人もいるでしょう。

 

★初めてのお使い・太陽と冥王星の180度(オポジション)

 

満月の翌日は、太陽が山羊座の冥王星と180度(オポジション)を形成します。

冥王星と太陽の組み合わせは、とてもマジカルな組み合せです。

それは、個や社会を遥かに超えた宿命的な力が動くからです。

個人の力では抗うことは出来ない、神様的な采配ともいえます。

 

同時に冥王星は、根底から全てをひっくり返す惑星です。

その冥王星が、蟹座同様に所属先や居場所といったことを表す山羊座に

2009年から滞在しているため、ここ数年は土台がはっきりしない状態が続いています。

また、山羊座のオポジションである蟹座に太陽が入ると

そうした「不安定な自分自身の人生の土台」を、強く自覚させられる現象が起きます。

 

もちろん、冥王星は対策が通用するような惑星ではありません。

冥王星の「破壊と創造の力」は、ある種の「自然浄化作用」のようなものでもあります。

そのため今は、自分自身が乗っている船に、自分の未来を委ねるのが最善でしょう。

もちろん、その船自体に内面の共感や思い入れを感じてることが前提となりますが。。。

 

また太陽と180度(オポジション)を形成する時の冥王星は山羊座19度です。

サビアンシンボルは「大きな買い物袋下げた5歳の子供」です。

これは「初めてのお使い」と考えてください。

今にも涙が零れ落ちそうなぐらい、不安や緊張で内面がいっぱいいっぱいの状態で

何かを成し遂げないとならないこともあるでしょう。

大人なので泣くわけにはいかないと考えている人います。

またそうした状態に、怒りや恨みのような感情状態になる人もいるでしょう。

 

しかし、その子を見守る母親や買い物先のお店の人、途中で出会う町の人たちなどは

その子が無事にミッションを完了することを見守りながらサポートしてくれています。

山羊座の冥王星が試練を与える神だとすると、

蟹座の太陽はそれを見守りサポートしてくれる存在だと考えてください。

 

「水の動力」によって動いたものは、自分自身が思っているより、

よりたくさんの存在によって、助けられることを強く実感するでしょう。

あるいは、今年は助ける側にキャスティングされるかもしれません。

それはそれで、「水の動力」の力をより強く感じることになるでしょう。

 

東海 豊

hosi-no-rasinban.net

 

 

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