皆既月蝕

 

1/31は皆既月蝕でした。

関東近郊では天候もよく、多くの人が赤く輝く満月の蝕を見たことでしょう。

「赤い月が欠けていく様子をみていると、何か不吉な現象が起こる前触れのよう」と

何人かの人が言っていましたが、

昔の人がそう感じるのもうなずけるような月でした。

 

占星術では、月蝕は

太陽と月のオポジション(地球を挟んで直線上の位置=満月)

ドランゴンテイル、ドラゴンヘッド←(以降「ノード」と呼びます)が

重なる現象を表します。

 

この現象は平均して1年に2回発生します。

そして、その時のサインは、1年半で移動していきます。

つまり同じサインでの月蝕は、3回続くことになります。

 

今回は太陽とドランゴンテイルが水瓶座

月とドラゴンヘッドが獅子座で、月蝕を形成しましたが、

昨年も同じサインで形成しました。

 

月蝕サインは逆行する

 

月蝕サインは常に逆行していきます。

通常、惑星は牡羊座→牡牛座→双子座と進んでいきます。

しかし、月蝕を形成するために不可欠なノードは

牡羊座→魚座→水瓶座と逆行していくのです。

 

このノードと満月が同じサインで重なる時に月蝕が発生するため

月蝕のサインも常に逆行していくのです。

 

では、ノードの逆行にはどのような意味があるのでしょう?

 

サインの巡行には、人の一生が描かれています。

牡羊座で生まれ、天秤座で社会に出て、水瓶座でリタイアし、魚座で死んでいく。

実はこのことは、三次元社会の単なる時間軸を表しているのではなく

人の「意識の成長」や「霊的進化」の過程を表しているとも言われています。

 

それに対してノードの逆行は、

人の成長欲求に対するアンチテーゼと考えることができます。

 

つまり、

「人はなぜ成長しなきゃいけないんだろう?」

「進化しないと幸せではないの?」

という疑問です。

 

ノードは成長や進化に対するアンチテーゼ

 

「成長したい、という欲求は『強欲』だと思う」

という自説を語る友人がいます。

そのYさんは、太陽とドラゴンテイルがコンジャンクションしています。

 

あるいは、少し前に「アセンション」という言葉が流行りましたが

「私はアセンションしないでいい。地球に留まりたい」と言っていた人は

アセンダントとドラゴンテイルがコンジャンクションでした。

 

その他、何人かのネイタルチャートを見ると

主な感受点にノードがからむと

純粋な進化成長志向が見られないように思えます。

 

そもそも、ドラゴンテイルは過去世での癖を表します。

それは、「太陽が表す自我の成長を、今生での活動の主目的とする」という

占星術のベースとなる考え方においては、

やっかいでネガティブな癖として現れます。

 

しかし反対に、テイル側からすると

太陽=自我を世界の中心に据えることの方が、

生きづらさを表しているように、見えているのかもしれません。

 

価値の逆転現象

 

そんなノードが太陽と月に絡む蝕は、

「価値の逆転現象」を促すと言われています。

 

――

例えば現在の社会は、昔のような身分制度があった時代と比較すると

一個人の権利が最も尊重されている時代です。

こうした現象は誰もが「良い時代になった」と考えますし、時代の進化と捉えます。

 

しかし、一個人の権利が尊重される時代が必ずしも平和とは限りません。

例えば、江戸時代は身分の違いがあり、平民の子は大人になっても平民ですが

現在に比べるとはるかに天下泰平の世の中でした。

――

 

これは、経済評論家の堺屋太一さんの書籍の中に出てくる一説です。

 

1/31に、新宿・歌舞伎町のカフェで、たまたまこの一節を読み、

専制的な体制より、個人の権利が尊重される世の中が、

平和であり、時代の進化と考えるのは、思い込みかもしれない…と考えました。

 

そして、そうした考え方は

2011年から続く、山羊座の冥王星と牡羊座の天王星のスクエア

山羊座の体制と牡羊座の個人の衝突に対する見解に

新し基軸をもたらしてくれました。

 

堺屋太一さんは、「飲酒運転の取り締まりを厳しくし過ぎることが、経済の発展を阻害している」と

発言するなど、いろいろと物議をかもすことが多い人ですが、

生年月日は19357/13

蟹座の太陽がドラゴンテイルにコンジャンクションしている人です。

 

太陽は蟹座20度で、サビアンシンボルは「ベニスのゴンドラ乗り」です。

この蟹座20度は、「ありきたりであることが、多くの大衆の気持ちを掴む」

「生まれ持った自分の役割に徹して生きることで、力強さを発揮していく」と解釈されます。

蟹座の保守性がポジティブに転換される度数といれるでしょう。

松村潔さんはこのサビアンを「観光客の前で踊って見せる京都の舞妓」と言いかえています。

牡羊座や天秤座のような個の主張と比較して、

家というこの世での属性を大切にする蟹座らしい考え方です。

 

東海 豊

 

※次回は「水瓶座の時期の星の配置・後篇」です。お楽しみに!

「自分自身に課している重荷を手放し、空を飛ぶための自由の翼を手に入れる」

 

水という物質は、天から地へ降ってきて、さらに地中深く潜っていきます。

そのため「水のサイン」は、外側より内面、未来より過去を大切にし、

また意志を行使する時には、内面から湧き上がる思いが原動力となります。

感情や感性はとても豊で大きく、様々なものを感じ、

それを吸収し自分の中に仕舞い込んでいきます。

そのため、その仕舞い込んだものの重さによって、

身動きがとれなくなることがあります。

 

しかし、2018年の「水のサイン」は、

抱えていたものを手放し、重荷から解放されます。

重力に反比例し、空を飛ぶための「自由の翼」を手に入れることができる年です。

その結果、自己犠牲から解放される人、心の鎧を脱ぐ人、

義務を終え権利を行使しようとする人、そうした人が増えてくるでしょう。

 

ただし、この「自由の翼」を使うためには、条件があります。

「自分より他人を優先し過ぎない」

「罪の意識を持ち過ぎない」

「嫌われることを恐れ過ぎない」

この3つを守ることが出来たら「自由の翼」を自在に操れるようになります。

 

しかし「水のサイン」にとっては、この3つはなかなかのハードルの高さです。

それは、他者と自己とのあいだで愛情や優しさを循環させながら生きることを、

生命力の源泉としているからです。

ただその循環に滞りが起こると、そのことで身動きがとれなくなる傾向があります。

そうした人にとっては、鎖を断ち切り、飛び立つ

大きなチャンスが2018年には必ずくるでしょう。

 

2018年の全体像では、来年は「結果を出す」「形にする」といった

ある種の義務のようなものに取り組まなければならないと書きました。

しかし、水のサインは面白いもので、そうした義務感(自分を縛るもの)から

解放されることで、結果的に義務を遂行することができるのです。

 

「蟹座の2018年」

蟹座は、パートナーシップがテーマとなる人が多いでしょう。

いつもは夫を家族と捉えていた人も、2018年は一人の男性として、または恋人として、

あるいは人間として、個性を尊重しながら接することが大切です。

その人の目に映る新鮮なあなたが、あなたを育ててくれるでしょう。

また、新しい縁もあるかもしれません。

一人の人の縁が新しいグループに発展していくでしょう。

 

「蠍座の2018年」

蠍座は、基本的にあまり目立ちたくはないでしょうが、

今年は何かと目立つことが多くなります。

影で土台を支えたいと思っていても、前に出されることが多くなるでしょう。

この現象は、潜伏期間にチャージしたエネルギーを表面社会で

使っていくたタイミングだと捉えましょう。

こうした時は、思い切って「思いのまま」行動してみるのも気持ちいいものです。

また、心の奥にずっとしまっていたことが、開いてしまう出来事もあるかもしれません。

その時は蠍座らしく、動揺を見せずにゆっくりと見守っていくことです。

 

「魚座の2018年」

魚座は、まさに義務からの解放です。

2018年は「〜しなければならない」は絶対に言ってはなりません。

今までの努力を労い、卒業の音楽を響かせ、

自らに花束をプレゼントしてあげましょう。

きっと、大きな自由を手に入れます。

ただ自由を手に入れるということは、三次元社会での権威を失うことでもあります。

しかし、もともと魚座は「力」には興味がありません。

本来の姿に一歩、近づくことでしょう。

 

東海 豊

「大きなうねりの中で、古いプログラムを手放し、新しい自己をダウンロードする」

 

風のサインのこれまでの2年間は、

「集団に埋もれない個」を確立することをテーマとしてきました。

共同体でのあり方について「チーム優先か、個人優先か」という議論がありますが、

風のサインは「個の自立なしに、強いチームは作れない」と考えます。

 

そのため、様々な外的影響を押し返し、自分自身を保つことをしてきました。

自分の押し方は、身勝手なゴリ押しではなく、合理的で整合性のとれた洗練されたものであるのが風の星座の特徴です。

双子座はそこにやや遊びが入り、天秤座はよりスマートに、水瓶座は隙のない全方位の理論構築が持ち味です。

 

しかし、風のサインのこうした「個の強さ」は、

逆に他者や環境からの影響によって自己を変容させることを難しくさせます。

これはストロングポイントの裏返しです。

作り上げた自己を根源的に変容させるためには、外側からの想定外の圧力が必要なのです。

 

2018年、風のサインは「根源からの変容」を感じる人が多くなるでしょう。

多くの外的影響を跳ね返してきたあなたでも、その影響下から逃れることはできないかもしれません。

想定外の出来事に自分を見失うこともありそうです。

しかしこうした現象は、風の星座にとってめったにないチャンスです。

精密なアプリケーションほど、経時劣化は早いものです。

自分を見失った時は、古いプログラムの更新の時期だと考えましょう。

 

まず2017年の12月以降、バージョンがひとつアップされます。

そして次は5月以降、バージョンはもうひとつアップされるでしょう。

それでもなかなかプログラムの更新ができない人も、

11月には新しい自己をダウンロードできるようになるはずです。

 

「双子座の2018年」

双子座は、対人関係がテーマとなるでしょう。

他者に対する新たな「伝え方」を手に入れます。

今まで使っていた言葉に彩りや感性が付随されていき、より情緒に訴えるものに変わります。

言葉に旋律が加えられて楽曲が完成していくような感じ似ています。

音楽は言葉より繊細な空気の振動を持っているため、

物質の壁を越えて奥の方まで届けることができます。

そうした表現力を身に着けることが、双子座の新しいプログラムです。

また5月以降は、思うように身動きとれない関係も出てくるかもしれません。

その時は限定された関係の中も意味を見出すことが大切です。

 

「天秤座の2018年」

天秤座は、自分自身の居場所を見直す機会が訪れるでしょう。

普段あまり天秤座には縁のない「属」という言葉がテーマとなります。

自分自身の「所属先」について改めて考える出来事が増えてくるでしょう。

また、仕事ばかりに熱中していているワーカホリックな人は、人間宣言をする年となりそうです。

青い血が赤い血へと変わっていくような出来事(例えば、情に流されて筋を通しきれなかった)があった時には、

そのことを肯定的に捉えていきましょう。

 

「水瓶座の2018年」

水瓶座は、ゆるぎない信念に変革が起こるでしょう。

絶対に正しいと思っていた価値観が大きく変わる年です。

風の星座の中でも水瓶座のアプリケーションは最も長持ちしますが、2018年は更新のタイミングです。

特に1月下旬から2月中旬は、水瓶座の太陽が日蝕と月蝕を形成します。

水瓶座は基本的に中心を持たない世界像を持ちます。

しかし、この時期は自己を中心として周囲を見なければならない葛藤に苛まれやすいでしょう。

この体験が、水瓶座の頑固な信念の変革を後押ししてくれます。

「一周回って〜」という表現がありますが、水瓶座のこの変革はまさにそうした原点回帰となるでしょう。

 

東海 豊

 

次回は水のサインの2018年です。お楽しみに!

自己を中心に据えることを体験し、他者や社会に対する貢献性を高める」

 

2018年の地のサインは、自分自身を中心とした世界像に意識が向いていきます。

常に他者の利益を優先しやすい地のサインにとって、自分を中心に置くことは難しいことです。

しかし、2017年12月から2018年11月までの一年は「自分を中心に捉えていくことが問わる」時期です。

それは「社会の中で、自我を育て直す」と言い換えることもできます。

 

地のサインのこれまでの数年間は、他者や社会への杞憂に満ちていました。

世界情勢や社会環境、あついは自然災害など、私たちを取り巻く環境は、波乱や困難で溢れています。

そんな状況の中で、困っている人を人一倍気にかけ、胸を痛めたりしながら過ごしている人が多いはずです。

実際に手を差し伸べている人も多いでしょう。

あるいは、自分自身の無力さを嘆いている人もいるかもしれません。

 

このように地のサインは、他者に対する愛情はすでに豊かなものを持っています。

しかし愛情や心配だけでは、具体的な解決には及びません。

より現実的な手法や力の活かし方を手に入れなければ、

多くの人や社会に対しポジティブな影響を与えることができません。

 

2018年は、自分自身にフォーカスし、自我をもう一度育て直すこと、自我の活かし方を学ぶことす。

そのことで、今までにはない未知の手法やパワーを発見していくことができるようになるでしょう。

特に、8月下旬は地の星座でグランドトラインという配置が形成されるため、「こうらりたい」という意志がダイナミックな形で発展していくでしょう。

 

「牡牛座の2018年」

牡牛座は、密度の濃い関係から離れ解放されます。

自分自身で決めた境界線を自ら飛び越え、より遠い世界へと羽ばたくのです。

いつもは一つの場所に留まりがちな牡牛座ですが、2018年は「離れる」がテーマです。

しばらくまとまった休みをとっていない人は、海外に旅に行くのもいいでしょう。

5月から11月の半年間は、自分自身のあり方を再構築するような出来事も起こりやすくなります。

しかし、このタイミングでの出来事は、2019年以降の予告編に過ぎません。

予告編は映画のようにやや大げさにやってくるものです。

慌てず、自分自身のペースを守っていきましょう。

 

「乙女座の2018年」

乙女座は、内面に秘めている思いをアウトプットする時期に入ります。

自己を主張すること、押し出すことは恥ずかしいことだと考え、枠役に徹する傾向がある乙女座ですが、

2018年はセンターに抜擢される可能性があります。

その時の成果や評価は、その後にあまり大きな影響を与えませんので、反省はし過ぎないことです。

舞台のセンターに立つことそのものに大きな意味があります。

なぜならその結果、乙女座が長年手に入れることが出来なかった「自分軸という視点」を手に入れることができるからです。

また8月下旬には、頑張ってきたことが意外な形で発展しくかもしれません。

 

「山羊座の2018年」

山羊座は、2018年の主役です。

2008年以降、山羊座には地殻変動が起きています。

ゆっくりと断続的ですが、確実に揺さぶりが継続しています。

2018年からの3年間はそのハイライトを迎え、揺さぶりの中で、隠れたパワーを再発見していく年となるでしょう。

山羊座は利己と利他が同居する星座です。

そのため産みの苦しみのプロセスでは、その両者がぶつかりあいます。

そんな時は利己に比重を置きましょう。

特に11月までは、自分自身を中心に据えていくことが大切です。

その結果、11月以降は、今まで以上のパワーとフォースを他者のために使うことができるようになります。

 

東海 豊

 

次回は風のサインの2018年です。お楽しみに!

 

 

 

「熱い動機と純粋な目的意識に支えられ、ひとつの世界を完成に向かわせる」

 

火のサインはここ数年間、自分らしい熱と思いに溢れる人生を生きてきました。

特に2011年以降は、社会の変革が一層進み世の中が混沌としていく中で、

自分自身に軸のあり方を再構築してきたはずです。

根底を揺るがす出来事の中で(あるいは、全てを失うことの中で)

自分の根本的なあり方を見出すのは、火の星座の最大の強みといえます。

環境のうねりを力に転換してきました。

 

2018年、火のサインは熱や思いを形にする試みが必要になります。

「決める」、「方向性を定める」、「舞台に立つ」、

こうした行動は火のサインにとってお家芸といえますが、

その行動を定着させていくことはあまり得意ではありません。

もしかしたら、途中で投げ出したくなる時もあるでしょう。

 

それは多くの人が安定活動に入ってきたと感じ始めた時、

火のサインの生命力は下降しはじめるからです。

2018年は、特に5月以降にそうした傾向が強くなるでしょう。

 

もし、自分自身を支える原動力がダウンしてきた時は

「そもそも、何が目的だったのか?」と考えましょう。

火のサインは、目的意識に支えられ、未来を見つめることで再生していくからです。

 

そのため、現実的なことに埋没しているように感じた時は、

「初心に戻り本来の目的を思い出す」といいでしょう。

 

「何が一番大切なことだったのか?」この問いかけを忘れないことです。

それでも、現実的なことに意志を奪われ、熱い思いが再生できない人は、

11月以降は天王星が牡羊座に戻り、木星が射手座に入ります。

その頃から、本来の自分らしさを取り戻し、再び動きだすことができるでしょう。

 

「牡羊座の2018年」

牡羊座は、ここ7年間の中で次元が上昇するような変化があったはずです。

その変化は5月以降、いったん収束を迎えます。

同時に、これまでの長い時間をかけた取り組みの成果が表れてきます。

その長い期間とは20年です。そのため、20前に戻ることをお勧めします。

その時の純粋な動機が、これからの3年間のあなたに成果や完成をもたらしてくれるでしょう。

 

「獅子座の2018年」

獅子座は、ライフスタイルの見直しが必要になります。

毎日の暮らしのリズムの中に喜びを見出すことが必要です。

そのことが、獅子座を完成へと向かわせます。

もともと、どこまでいっても「何ひとつ形になっていない」と考えがちな獅子座ですが、

この3年間は「一つの世界の完成」を感じることになるでしょう。

また、7月下旬から8月上旬にかけて、獅子座の太陽が日蝕と月蝕を形成します。

この時期は、内面の思いと現実とのギャップに葛藤が生じやすいでしょう。

思い切った行動にでることで葛藤を打破することが出来るかもしれません。

 

「射手座の2018年」

射手座は、未来に向いていた意識が、過去に転じていくことが多いでしょう。

自分を形成してきた過去の体験、自分を構成している代々の血統、そもそもの発端やルーツ、そうした懐古的な時間が増えてきます。

5月以降は、その時間軸が現在に移行します。

この時期は仕事上、周囲の要求に応えることが必要になりそうです。

そして11月には、また未来に意識が向いていきます。

木星が本来のホームグランドである射手座に移動してくるからです。

そのため2017年と比べると空気がよりクリアに見え、

視界が良好になってくるでしょう。

過去、現在、未来と時間軸が大きく変動していく一年です。

 

東海 豊

 

次回は地のサインの2018年です。お楽しみに!